中高年から膝の痛みが始まる方が多くいらっしゃいます。
原因としては、「変形性膝関節症」「変形性関節リウマチ」「痛風」「偽痛風」などがありますが
その中でももっとも多いのが「変形性膝関節症」です。
今回は最も多いといわれている「変形性膝関節症」がなぜ起こってしまうかのお話です。
膝の関節は体重を支える重要な関節の一つで、曲げ伸ばしの運動もする関節であるために
膝の関節への負担は一定方向からだけでなく、様々な方向から負担がかかる特徴を持っています。
その為、膝の関節には半月板と呼ばれる大きなクッションがあるのですが、年齢とともにクッションに
ゆるみが出る、半月板の同じ部分を長年にわたり負担が大きくなったりすることで
半月板というクッションを痛め、進行すると摩耗して無くなってしまうことで骨と骨が直接ぶつかることで
痛みが出るようになります。
膝関節の形状が元々変形性膝関節症になりやすい形状の方もいらっしゃいますが、
多くの場合普段の歩き方の癖や体の歪みから体重のかかり方が内側あるいわ、外側に偏って
体重がかかっているような癖のある方に多いのです。
また、女性に圧倒的に多く、閉経後に痛みを出すことが多いため、ホルモンバランスとの関係性が
原因の一つになっているといわれています。
一度、ご自身の動きや歩き方の癖を意識して見てみてください。
O脚であったり、歩き方がぎこちなかったり、足をよく組んだり、あぐらが多かったり
なにか気になる点がありましたら事前の改善をしましょう!
また、自身で改善できない場合は一度医療機関や施術所などに相談をしましょう。