こんにちは寺倉ハピネス接骨院です。
今回は「TFCC損傷」についてお話いたします。
初めて聞く方も多いかもしれません。TFCC損傷とは、日本語で書くと「三角繊維軟骨複合体損傷」と言います。
TFCCはTriangular FibroCartilage Complexの頭文字を取ったものです。
簡単にと言うと手首の小指側にある軟骨や靭帯などが傷ついてしまっている状態のことです。
要因
主要因は「外傷」
手関節部の強い衝撃や手関節への過剰な負荷の繰り返しにより起きるので、野球やテニスなどのスポーツが原因となることが多い。
また、転倒や作業中の外傷による靱帯損傷や、手関節の酷使によっても同様なことが起こります。
加齢による変性損傷によって発生しますし、まれなケースで外傷を認めずに発症することがあります。
この要因として尺骨が橈骨に対して長くなっていること(尺骨突き上げ症候群・・・手首の骨折などの既往があり、治癒していく中で「変形治癒(短縮・橈屈への転位が残存)が起こった場合に生じます。尺骨と橈骨のバランスが崩れ橈骨が短くなるため、相対的に小指側の尺骨が長くなり、名前の如く手首から指先方向へ「突き上げて」しまう状態) があります。
症状
手関節、特に尺骨側の痛みが多く、具体的には→手首をひねる運動、ドアノブを回すような動作が痛みのため困難となります。
治療
・患部の安静を保つ、サポーターやテーピングで固定をする
・炎症を抑えるために湿布を貼る、冷やす
・電気治療で筋肉を緩め血流を良くする
自宅でも患部の回復力上げるためにを就寝前などお風呂で温めたり、運動したり負荷がかかった後はアイシングをしたり
ホームケアも必須です。
場合によっては手術を検討する場合もありますが
症状が重度の場合です。
手首の痛みを感じる、また現在お困りの方はお気軽にご相談ください。
寺倉ハピネス接骨院
愛知県蒲郡市緑町8-15
TEL 0533-67-5408