膝の痛みの症状として変形性膝関節症があります。
一般的に、初期は歩き始め、長く歩いたとき、椅子から立ち上がるとき、階段の昇り降りなどに痛みを感じ、休んでいれば痛みは和らぐことがほとんどです。中期になってくると、歩くと常に痛みを感じ、ひざがこわばって、ひざの曲げ伸ばしの動作が辛くなる。また、ひざに水(関節液)がたまる・腫れる・熱感を持つといった症状も現れ始める。O脚が進行することもあります。さらに病気がひどくなると、関節の軟骨がなくなって骨が直接こすれるため、立ったり歩いたりする動作も難しくなり、ひざの変形も進行することが多いです。
半月板損傷
主に見られる症状としては、痛みや腫れ、動く範囲の制限など。また、急に膝が動かなくなる「ロッキング」という状態になることも。これは、切断された半月板が膝関節の間にはさまってしまいおこります。ロッキングになると、激しい痛みとともに膝の曲げ伸ばしができなくなり、歩行が困難になります。初期に正しい治療を行わないと、慢性化して膝に水がたまって腫れる関節水腫が起きたり、中高年であれば変形性膝関節症を併発したりする可能性もある。
他にも通風や関節リウマチなどでも膝の痛みにつながることがあります。
痛みを感じたら早い段階で専門の医療機関の受診をすることがお勧めです。